用語集
よく使われる用語
光に関する用語
- 光束lm : ルーメン
- 光の量。 ランプから放射される光の量を表すときに使用される。
- 光度cd : カンデラ
- 光の強さ(ある方向の単位立体角内に放射される光の量)。中心光度・最大光度などに用いられる。
- 照度lx : ルクス
- 光を受ける面の明るさ。照明設計の基本となるもので、場所ごと・作業内容ごとに、照度基準としてJIS規格が制定されている。
- 輝度cd/m2 : カンデラ毎平方メートル
- ある方向から見たものの輝きの強さ(単位正射影面積より、ある方向に向かう光の強さ)。照度が単位面積あたりにどれくらい光が到達しているのかを表すのに対し、輝度は光の当たる面がある方向から見たときどれだけ明るく見えるかを表す。
- 電磁波の波長nm : ナノメートル
- 振幅の長さ。 nmは1mの10億分の1の長さを表す。
- 分光分布
- 光源から放射している光を波長毎に分割・測定し、各波長の光がどの程度の量含まれているかを表したもの。水銀ランプの場合は、水銀の輝線と呼ばれる特定の波長の光と蛍光体から放射されている連続した光の合計がランプから放射されている光となる。
- 光束発散度lm/m2 : ルーメン毎平方メートル
- 発光面や被照面などが発散する単位面積あたりの光束のこと。
配光特性に関する用語
- 配光曲線
- 光源から出ている光が、どの方向にどれだけの強さで出ているかを表したもの。
- 1/2照度角
- 照明用反射カサの性能を決める目安となるものです。器具と器具直下を結んだ線と、器具と器具直下水平面照度の1/2の水平面照度となる点を結んだ線がなす角度を表す。
- 1/10ビーム角
- 投光器の配光性能を示すものでビームの開き具合を示す。中心光度とその軸光度の1/10の光度とのなす角度をいう。
- ビーム光束lm : ルーメン
- ビーム角内の光束をいう。
- 上方光束比
- ランプの光束のうち、水平より上方へ向かう光束の比率をいう。
- 器具効率
- 照明器具に使われているランプから出る光束が、器具の外に出る割合をいう。
- 中心光度(最大光度)cd : カンデラ
-
反射形の投光照明用ランプや投光器で、光軸方向の光度を中心光度、又、配光曲線上で最も大きな光度を最大光度で表す。
光源の特性に関する用語
- 定格消費電力/定格ランプ電力W : ワット
- ランプに表示されたり、カタログなどで公表されているランプの消費電力。
- ランプ効率lm/W : ルーメン毎ワット
- ランプの全光束を、 その消費電力(ランプ電力)で割った数値。すなわち1ワットの電力でどれだけの光束(ルーメン)を発生させることができるかを示す値。
- 定格寿命h : 時間
- 規定の試験条件で試験したときの多数のランプの寿命の平均値で、カタログなどで公表されている寿命。HIDランプの場合、点灯時間を11時間とし、消灯時間を1時間とした反復点灯で寿命試験をおこなう。(JIS C 7623参照)
- 初特性
- ランプを点灯初期において所定の条件で点灯したときの全光束・電流などの特性。HIDランプの場合は100時間点灯後の特性を示す。
- 全光束lm : ルーメン
- ランプが全ての方向に出す光の量。
- 光中心距離mm : ミリメートル
- 発光管の中心から口金の先端、もしくは基準面までの距離を表す。
- ランプ電流A : アンペア
- ランプの安定点灯状態における電極間に流れる電流。
- ランプ電圧V : ボルト
- ランプの安定点灯状態における電極間の電圧。
- 色温度K : ケルビン
- ランプの光色を数値で表したもの。赤みを帯びた光ほど色温度の数値が低く、青みを帯びた光ほど高い数値で表される。
- 平均演色評価数Ra : アールエー
- ランプで照明した色彩の再現度 (見え方) を数値で表したもの。Ra100が基準光と同じ光で、数値が低くなるほど基準光とのズレが大きくなる。
照明設計に関する用語
- 均斉度
- 照明施設における明るさのムラを数値で表したもの。均斉度はその施設内の[最小照度/平均照度]や[最小照度/最大照度]で表す。
- 最大取付間隔
- この間隔以下で照明器具を配置すれば、照度ムラの少ない照明が出来るという目安の値。
- 保守率
- 照明施設は光源の光束の低下や器具の汚れ等により、平均照度が設置当初の値より減少する。この減少の程度を設計時点で見込んでおく係数をいう。
- 照明率
- ランプ光束の内、被照明範囲に入射する光束の割合をいう。
- 室指数
- 照明率は、室の間口、奥行、光源の高さによって変化する。この間口、奥行、光源の高さの関係を示すものを「室指数」という。
- 漏れ光
- 照明器具から照射される光で、その目的とする照射対象範囲外に照射される光のこと。
- 障害光 ・ 光害(ひかりがい)
- 良好な照明環境の形成が「漏れ光」によって阻害されている状況又はそれによる悪影響のことを光害という。野生生物の生態系や農作物の生育等への影響、天体観測への影響或いは社会環境や居住環境に悪影響を及ぼす光がいわれている。
- 平均路面輝度※
- 運転者の視点から見た路面の平均輝度で、路面が乾燥している状態を対象とする。
- 輝度均斉度※
- 輝度分布の均一の程度をいう。輝度均斉度には路面上の対象物の見え方を左右する総合均斉度と、前方路面の明暗による不快の程度を左右する車線軸均斉度がある。
- グレア※
- 見え方の低下や不快感や疲労を生ずる原因となる光のまぶしさをいい、不快感を与えるものを不快グレア、対象物の見え方に悪影響を与えるものを視機能低下グレアという。
- 相対閾いき値増加※
- 視野内に高輝度の光源が存在することによって、対象物の見え方を低下させるようなグレア(視機能低下グレア)を定量的に評価するための指標をいう。
- 明順応
- 明るさに目が慣れる事を順応と言います。暗いところから急に明るいところに行くと、瞬間とまどいますが、比較的早く目が慣れてきます。この様な状態を明順応といいます。
- 暗順応
- 明順応とは逆の働きで、明るいところから急に暗いところに行くと、盲目状態になり、暗さに目が慣れるまで時間がかかります。この様な状態を暗順応といい、この暗順応に配慮したのがトンネル緩和照明です。長いトンネルの入口部分は明るく、中に入るに従って徐々に灯数が少なくなり照度調整がされています。
「道路照明施設設置基準 ・ 同解説」より抜粋
照明機器に関する用語
- 防滴形
- 照明器具の防水の程度を表すもので、鉛直から15°の範囲で落ちてくる水滴によって有害な影響をうけないもの。
- 防雨形
- 照明器具の防水の程度を表すもので、鉛直から60°の範囲の降雨によって有害な影響をうけないもの。
- 防まつ形
- 照明器具の防水の程度を表すもので、いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響をうけないもの。
- 防噴流形
- 照明器具の防水の程度を表すもので、いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響をうけないもの。
- 防湿形
- 照明器具の防水の程度を表すもので、相対湿度90%以上の湿気の中で使用できるもの。
- 耐塩形
- 照明器具の耐塩の程度を表すもので、潮風にはかからないが、その雰囲気にあるような場所で設置可能な器具。
- 重耐塩形
- 照明器具の耐塩の程度を表すもので、潮風の影響を受ける場所で設置可能の器具。
- サーマルプロテクター
- 安定器の保護装置のこと。
- 力率
- 力率とは、その回路での入力電力を皮相電力で割った値のことをいい、その値が0.85未満のものを低力率、0.85以上のものを高力率として日本工業規格で定めています。
- バイメタル
- 熱膨張率の違う二種の金属板を張り合わせたもの。主にランプや自動点滅器の部品に使われる。
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